心がけたいこと
中心に沿う
天道を行じる人にとって最も大切なことは「中心に沿う」ことです。中心とはラウムさまの御心であり、勅命、天命です。その天命を執行するのが道盤であり、恩師弓長天然古仏様です。その道盤の命を受けて、三界で恩師の代行を為すのが人盤・領導理事会であり、その中心が長たる理事長であります。
昭和59年の領導理事会発足以来、理事長の職は徐錦泉国父が担われておりました。国父様は平成30年10月に御帰天され、令和3年の夏季大典において、永位領導理事長に任命されました。現在、国父様は人盤統掌の天命執行と共に、対極世界の次大元創世の陣頭指揮を執られております。平成元年の夏季大典にて、恩師天然古仏様と国父様の推挙により、領導理事会北村譲(きたむらゆずる)理事長が、国父代行の命を拝命されました。現在は、国父代行の指揮のもと、道務を推し進めております。
自己を修め、美しい心を養い、信頼される人に
かつての道の先輩で、自分勝手な解釈をして道から外れ離れた方達もいました。理天の神仏はそれをとても嘆いておられます。中心に沿うとは、ラウムさまのお気持ちそのものであり、すべての人霊を救いに導くために常にこころがけていなければならないことです。
そして、道を伝えていくためには、皆のお手本となれるような素晴らしい人間性も求められてきます。信頼される人間でなければなりません。自己を修めることは誰しも必要なことです。
最低限ではありますが、天道を歩む上で、修めるべきこと。心がけるべきことをあげさせて頂きます。自己を修めることで霊性が復活向上し、人としても成長していきます。八条目にもありますが、段階的に修めることで最終的には治世へと至ります。すべてを修めることは容易ではございませんので、出来そうなところから少しずつで構いません。意識するだけでも変わるはずです。
八条目(はちじょうもく)
八条目とは、中国古典の書物にある八つの条目で、天道を行じる者にとって養うべき徳目。
致(し)・格(かく)・誠(せい)・正(せい)・修(しゅう)・斉(せい)・治(ち)・平(へい)の八つ。
天壇の額に八徳(孝悌忠信禮義廉恥)と共にこの八条目が掲げられている。
1,道を得て、天地の理に従い、まず自分自身を正す【格物(かくぶつ)】
2,自分自身を正し、守玄をすることで知(妙智慧)が致る【致知(ちち)】
3,知が至ることによって、外に表れる意が正常(誠)になる【誠意(せいい)】
4,意が正常(誠)になると、内なる心が正しくなる【正心(せいしん)】
5,心が正しくなると、身がよく修まる【修身(しゅうしん)】
6,身が修まれば、家も斉(ととの)う【斉家(せいか)】
7, 家が斉えば、国も治まる【治国(ちこく)】
8,国が治まれば、その社会も泰平になる【平天下(へいてんか)】
昭和47年の御聖訓で、儒教の創始者である孔子様が「格物致知は明師(天然古仏)の一指に依る。」とはっきり言われている。お分かりになったであろうか。道を得て、自己を修めていくことで、世が正されていく。まさに天道の目的そのものである。
八条目は、道そのものであり、道をもって救霊・修性・治世がなされることを表す。よって天道を歩む者として、たましいを成長させ、天道を世に示し、神国と為して行くこれらの徳を養うことが必要である。 また、それが出来るのが神国であり、白陽時代の天道である。神国は神国人の徳をもって築かれるものである。
八徳(はっとく)
八徳とは、天道と人間の道を全うしていく上において共通して守らねばならない八つの条目。
孝(こう)・悌(てい)・忠(ちゅう)・信(しん)・礼(れい)・義(ぎ)・廉(れん)・恥(ち)の八つ。
天壇の額に「八条目」と共に掲げられており、天道を歩む者にとって修めるべき徳。
【孝】
親を支え助けること。天道では親が死んだ後も衆霊を救って功徳を積み、親の霊を超抜して霊位を高く昇らせることができる。
【悌】
兄弟和順の道。同胞として兄弟和合し睦まじくすべきであるということ。
【忠】
全ての人に対して私利私欲なく、真心もって平等に接する事。
【信】
人を立て、人を敬い、人の幸を共に喜ぶこと。人を信頼し、また信頼されること。
【禮】
人に礼あれば己れも礼を以て答え、人とよく和合すること。上を敬い、下を愛し、前賢(天道を支えた大先輩)を尊敬し、後輩を教え導くのも礼を以てするということ。
【義】
人のおこないが道徳・倫理にかなっていること。人の幸いを喜び、禍いを憐れみ、難を見て難を助ける義勇の心を養うこと。
【廉】
清廉潔白であり、正直で無欲なことであり、浄く身心を守って妄りな行為をしないことである。常に己れの心に問い掛け、清く正しくあるように心掛けて行くことが大切である。
【恥】
罪を恥じ、不正を潔しとせず、正法を求めて誇りとし、修練に励むことを喜びとすること。
三達徳(さんたっとく)
時代を超えてどんな場合にも通ずる三つの徳。智仁勇をさす。
智仁勇の三位一体の姿こそ、目指すべき泉珠神国人の在り方である。
①智を以て神意を悟り、
②仁を以て慈悲を興発すべきであり、
③勇を以て道を説く時、三達徳整いて其の者は當に法器と化す。
三達徳が整うことで、道は三界すべてに拡大する。
五常(ごじょう)
私たちが守り行うべき道。仁・義・礼・智・信の五つ。
【仁】思いやりいたわり、慈しみをもつこと。
【義】利欲にとらわれず、なすべき使命を行うこと。
【礼】常に礼儀を見失わず和を保つべきである。
【智】善悪正邪など、道理をよく知り、正しく道を伝えること。
【信】人を立て、人を敬い、人の幸を共に喜ぶこと。人を信頼し信頼されるよう誠実であること。
五施(ごせ)
天道を行じる上で大切な5つの施(ほどこ)し。見返りを求めず、他に施すことが積徳滅業の近道である。
今、私たちにとって最も必要な精神である。
1,財施(ざいせ)…他人の財産を犯さず、また、己の財を以って他に施与すること。
2,法施(ほうせ)…道を伝え、道の縁を広げ深める施し。
3,無畏施(むいせ)…奉仕の精神で道に尽くすこと。救いの施しは施す程に大いなる徳を受ける。
4,供養施(くようせ)…供養、救霊をすること。為す程に祖霊の罪業を消し、因縁が解消される。
5,未来施(みらいせ/立命施)…他に施し、他に徳積みの場を譲り、未来を開かせる事。
四恩(しおん)
天地への恩、国土への恩、父母への恩、師友への恩を言う。それに報いることが大事であり、突き詰めていくと「思いやりいたわり、感謝、美しい心」である。
天地への恩…宇宙森羅万象に感謝
国土への恩…故郷と先人に感謝
父母への恩…生み育ててくれた祖(おや)に感謝
師友への恩…導いて下さる師、磨き合う仲間に感謝
八正道(はっしょうどう)
お釈迦さまが説かれた、自己を修める上で基本となる八つの実践徳目。
正見(しょうけん)、正思惟(しょうしい)、正語(せいご)、正業(しょうぎょう)、正命(しょうみょう)、正精進(しょうしょうじん)、正念(しょうねん)、正定(しょうじょう)の八つ。
【正見(しょうけん)】 一切の偏見を無くし、物事を正しく見ること。
【正思惟(しょうしい)】 自己本位に偏らず、真理に照らして正しく物事を考えること。
【正語(せいご)】 正しい見解、正しい考えに加え、正しい言葉を用いること。
【正業(せいぎょう)】 悪より離れ、正しい行いをすること。
【正命(しょうみょう)】 身・口・意の三毒を清浄に保ち、正しい生活をすること。
【正精進(しょうしょうじん)】 正しい努力と勇気を持ち、涅槃の道を修すること。
【正念(しょうねん)】 邪念を払い、正しい思念を持つこと。
【正定(しょうじょう)】 正しい精神を持つこと。心を静め、精神統一をすること。
恩師・天然古仏は昭和59年の御聖訓にて、「真八正道」として、以下の訓示を述べられた。
一に、正見以て、理を究め、道に従うべし。
二に、正思惟以て、ラウムを憶い、衆を憐れむべし。
三に、正語以て、天に代り、訓を宣ぶべし。
四に、正業以て、法を傳え、師を扶くべし。
五に、正命以て、命を信じ、命を預くべし。
六に、正精進以て、私を去り、世を済うべし。
七に、正念以て、願を立て、意を聖むべし。
八に、正定以て、玄に凝り、神に通ずべし。
⇒【御聖訓】観世音菩薩「正精進の有り方」
三学(さんがく)
道を修める者に必要な学ぶべき3つの基本的な修行項目。
「戒」
罪を重ねる事の恐ろしさ、又は道を得る事で輪廻を脱する事を説き諭す事。正しい善悪の判別を知り、他を引導する事。
「定」
安定であり心の統一。三界にある全ての争いを和へと導き平和を定める事。
「智」
己れの持つ才能や力を正しく使う事を教え、それを真の智慧とする事。自度度人の理を解した上で、全体の調和を保つ事。
五戒(ごかい)
道を修める者が守るべき5つの戒律。殺(さつ)盗(とう)淫(いん)妄(もう)酒(しゅ)。
「他のものを盗まない行為(不殺生)」、「よこしまなことをしないこと(不邪淫)」、「嘘をつかないこと(不妄語)」、「酔いつぶれて自分にも他人にも不幸を招かない行為(不飲酒)」の、この5つは誰しも戒め、守るべきことである。
1、もしも殺生を戒めなければ仁がなくなり、木徳が欠ける。
2,もしも窃盗を戒めなければ義がなくなり、金徳が欠ける。
3,もも邪淫を戒めなければ仁がなくなり、火徳が欠ける。
4,もしも酒肉を戒めなければ智がなくなり、水徳が欠ける。
5,もしも妄語を戒めなければ信がなくなり、土徳が欠ける。
五戒は「〜しない」という禁止の形をとっているが、その本質は単なる禁止命令ではない。
それぞれの「〜しない」という行為の裏には、「〜する」という積極的な徳の実践が促されている。
◎殺さない(不殺生)ことは、生命を慈しむ(慈悲)こと。
◎盗まない(不偸盗)ことは、他者に与える(施す)こと。
◎淫らなことをしない(不邪淫)ことは、清らかな関係を保つ(清浄)こと。
◎嘘をつかない(不妄語)ことは、真実を語る(正直・誠実)こと。
◎酒を飲まない(不飲酒)ことは、心を明晰に保つ(不放逸・正念)こと。
このように、五戒は、私たちがより善く、神国生活を送るための道しるべでもある。
十箇条の徳目(じゅっかじょうのとくもく)
昭和58年の中秋節(恩師御帰天三十六周年記念)の御聖訓にて恩師天然古佛より示された「萬霊を救うために必要な十箇条の徳目」。これらを座右の銘として心に刻み、常に護り従うことを恩師は強く願われています。自身の心構えとしてはもちろん、多くの人に広く伝えましょう。
➀忠誠心を尽くす
…私達が今日あるのは何なのかを心の中に刻み、ラウム様に、御神仏に忠誠心を尽くす必要があります。
②寛大心を養う
…自分自身の器が小さいままでは、万霊を受け入れる事は出来ません。器を大きく、寛大な心を養いましょう。
③忍耐心を培う
…軽はずみ、考えの無い行動をしないように注意し、誘惑や試練に耐え、魔に打ち勝ちましょう。
④協調心を抱く
…私達の団結で無限の霊力が生じます。人に協力すれば、また人も私に力をかしてくれます。
⑤信仰心を深める
…この上なく素晴らしい救いを得たのに、迷う必要がるのでしょうか。動揺することのない心を持ちましょう。
⑥謙虚心を抱く
…欲心なく謙虚であれば人は集まり、奢り高ぶれば去ります。垂れる稲穂のように辞を低くしましょう。
⑦自重心を保つ
…天への尊敬の念を忘れてはいけません。道を軽んじ、身を誤れば深いふちに落ちてしまいます。
⑧帰一心を計る
…萬教萬霊を一に帰すために、天道の主流とは違う流れに立ってはいけません。天命に歩みを合わせましょう。
⑨慈愛心を尽くす
…より広く、多く、深く救いを施し人霊を受け入れる大らかな心、かたよることのない平等な心を持ちましょう。
⑩義礼心を厚くする
…得道を受けたという大恩に真なる義で報いましょう。生涯、礼儀と節度を重んじ、神を、人を敬いましょう。
⇒上記以外にも、天道を歩む者にとって心がけるべきものがいくつもございます。
詳しくは天通新聞社発行の「天道道義」をお読み下さい。