守玄の実践

初歩的内観法
一日の内で、精神統一し、自己を反省する時間はどれくらいありますか?人によっては個人差がありますが、この方法は初歩的瞑想法、守玄に至る準備段階として誰にでも親しみやすいものです。
まず第一に、背筋を伸ばして楽に座ります。イスに腰かけてもかまいません。次に体中の濁気(だっき)を出すために大きく息を吐き出します。そして目を閉じます。そのときにまぶたに写る残像を追います。残像は一定の形ではなく、様々に変化したりします。
その残像を追いながら腹式呼吸を行います。この時の腹式呼吸は、精神統一に重点を置いたものであり、鼻から吸い、鼻から吐くものです。腹部に意識せず自然な状態でおこなって下さい。
また太陽の光や電灯の光を凝視した後に目を閉じ、強烈な残像をもとに精神統一しても良いでしょう。残像は瞑想して時間がたつうちに自分の意識で変化します。それを初歩的瞑想、内観法と呼びます。同時に、ヒーリング用のBGMなど美しい曲を聴きながらおこなえば、さらに効果が倍増します。この方法は、得道を得て間もない方に対して、特におすすめしたい方法です。
守玄・瞑想時の正しい呼吸法
玄関は仙道で言う所の上丹田にあります。昔より「下丹田を修めれば凡人で有り、中丹田を修めれば賢人で有り、上丹田を修めれば聖人となる」と言われてきました。上丹田に重きを置き、玄関の感応を得る事が、唯一の天道の瞑想であり、座行です。
ここに、正しい呼吸法を説明いたします。
背筋を伸ばして、楽に座り、次に、大きく口を開けて、お腹から体内の濁気を吐き出します。一回から三回までで良いでしょう。
次に目を半眼にし、玄関を見るように意識します。口を細くし、できる限り長く細く吸い、そしてできる限り長く細く吐き出します。この時、玄関からも呼吸の息が出入りしている様に意識しながらおこなって下さい。
そしてしばらくこの呼吸を続けた後、呼吸を強くします。細く長く強く吸い、そして吐きます。その時に玄関に様々な感覚が生じます。これを「玄妙感(げんみょうかん)」と言い、冷たい感覚が生じたり、重く引っぱられる様な感覚を受けたり、ムズムズしたり、スースーしたり、人によって様々ですが、日々修練すれば次第にその感応が高まっていきます。
以上の事を、得道した全ての方に実践して頂きたいと思います。
ポイント
玄関は理天に通じ、そこから清浄な気が送り込まれてきます。守玄では、それを感じることが一番大事なことです。よって守玄を学ぶなら、睡眠や食事の量、体調や気持ちの持ち方などを整え、守玄する環境作りからおこないます。
〜応用編〜
守玄のときに身体に気をめぐらせる基本として、舌先を上アゴにある「天蕎(てんきょう)」と呼ばれる場所(※ラウムさまの「ラ」と発音するときにさわる部分です)に着け、身体を大きく周回する二大経路の任脈(にんみゃく)と督脈(とくみゃく)をつなげます。
もう一つは、肛門を締めることですが、これは心持ち意識するだけで良いでしょう。これで気がまわる準備が出来ました。
●任脈(にんみゃく)・・・口からのどを通じ、身体の前面を通り、下腹部、ぼうこう、肛門へといたる経路。
●督脈(とくみゃく)・・・肛門から身体の裏側を通り、背中の真ん中を経由して、頭上、顔面へといたる経路。
守玄の二つの魔
①心の散乱・・・雑念がわいて余計なことを考えてしまうこと。
②昏沈(こんちん)・・・守玄しようとしても眠たくなってしまうこと。
散乱と昏沈は誰にでも現れる障害です。守玄を学ぶために、まずこの二つの病魔を除くことが必要です。これを克服するためには玄関に正しく気を集中させる以外にありません。
それを乗り越えると、ふと無意識の状態になったり、悩み解決の糸口がひらめいたりします。また、守玄を続ければ、口の中に甘露(かんろ)と呼ばれる甘いだ液が生じます。そして守玄を日々続ければ玄関の感応「玄妙感」も次第に強くなっていきます。
ただし、玄妙感は個人差があり、得道した瞬間にビリビリ感じる人もいれば、守玄を続けても感応を得られない場合もあります。
しかし守玄の目的は感応を得ることではなく、理天の気を取り込み、親神ラウムさまと一体となることです。たとえ玄妙感が得られなくても、日々続けて守玄をおこなうことで確実に霊性を磨き、心身ともに健康を保つことができるのです。
対処法
①前歯をカチカチかみ合わせ、その振動を玄関に送るようイメージする。
②目をつぶり、玄関を中心に眼球を左右に動かし、近づけたり遠ざけたりする。
③舌先で天蕎(上アゴ)を押したり、マッサージして気を玄関に送る。
④息が玄関から出入りしているようにイメージする。
※玄関に気を集め、目耳鼻口の四門から入る感覚に気を散らさないことが大切です。
心の中で「ラウム、ラウム、ラウム・・・」とお唱えください。ラウムさまが御加霊をしてくださり、雑念がなくなり、意識が玄関に集中しやすくなります。
⇒詳しくは、天通新聞社発行の「守玄」のガイドブックをお読みください。