単伝から普伝へ

さて、どうして三宝、そして天道は長い間人々に知られることなく、しかしながら脈々と今日まで続いてきたのでしょうか。
聖人から聖人へ(単伝・先修後得)
天道は、宇宙誕生から既に存在していました。天道が人の手に降りたのは今から約5千年前の中国でのことです。万物の理を解き明かした伏羲氏(ふくぎし)を始めに約1500年間、帝王から帝王へと伝えられ、次に主にインドにおいて約3000年間、聖人から聖人へと伝えられ、1人から1人へ、いわゆる一子相伝(いっしそうでん)の秘伝として伝えられました。この時代のことを『単伝(たんでん)』と言います。
それは多くの人の手に渡って分派分裂するのを避けるためであり、確実に後世へと伝えるためです。全ての弟子に真法を伝授することができなかった師が少しでもご縁をつなげる為に説いたものが宗教の教えとなって今日まで残されているというわけです。
魂の成長のためにこの世に降ろされてきたわけですから、一人前にならないままの状態で理天に帰ることでは意味がないのです。ですから厳しい修行を重ね、真理と大愛を学んだ、聖人賢者レベルの方でなければ、得道を許されなかったのです。これを『先修後得(せんしゅうこうとく)』と言います。
救いの法は庶民へ(普伝・先得後修)
しかし、末世の大災難の迫るこの時期に至り、親神さまの大慈大悲により、広く人霊に法(三宝)を伝えることが許されました。これを『普伝(ふでん)』と言い、19世紀頃より庶民から庶民へ伝えることが許され、難行苦行をせずとも帝王・聖人が得た法を得られるようになりました。すなわち、先に法を得てから後にこの道を行ずることをもって修練する『先得後修(せんとくこうしゅう)』の時代へと切り替わったのです。
人類が積み重ねてきた業(カルマ)はふくれ上がり、爆発寸前です。地球規模の大きな清算、浄化が行われる前に、全ての霊を救うべく広く世に天道を知らせることとなったのです。