四生と四生因縁
四生(ししょう)とは?
四生とは、すべてのたましいを胎生(たいせい)・卵生(らんせい)・湿性(しっせい)・化生(かせい)の4つにわける因縁のことです。誰でもこの四生の因縁があり、おおきく関わり、繋がりあっています。
【胎生(たいせい)】
動物でいうと牛や馬などの獣類で、修める徳目は「仁」。死亡の際、耳から霊(たましい)が抜けると胎生に転生すると言われます。
【卵生(らんせい)】
動物で言うと鳥類で、修める徳目は「礼」。死亡の際、目から霊(たましい)が抜けると卵生に転生すると言われます。
【湿性(しっせい)】
動物で言うと魚類にあたる。修める徳目は、「智」。死亡の際、口から霊(たましい)が抜けると湿性に転生すると言われます。
【化生(かせい)】
動物で言うと、昆虫などの虫類。修める徳目は「義」。死亡の際、鼻から霊(たましい)が抜けると化生に転生すると言われます。
四生因縁は最も原初の因縁であり、原霊降世の時にすでに有ったと言われています。また、ラウムさまが私たちをこの世に降される時、互いの違いを認めあって協力することを学ばせるために四つにグループ分けをして、それぞれに特徴を持たせたと言われています。その四つのグループが四生であり、胎生、卵生、湿性、化生のことです。それぞれ上記の徳目を修めておりますが、気質が違うもの同士、お互いを認めることが出来ません。これが弱肉強食の争いの原因にもなっています。
四生は特徴の違い
六道霊団は同じ〈躯(むくろ)〉に乗り合わせた六種類の霊に例えられますが、四生霊団をこの例えに当てはめれば、乗り物の種類の違いと言うことになります。乗用車(胎生)、飛行機(卵生)、船(湿性)、変化自在の装甲車(化生)であり、そのそれぞれの乗員が六道霊です。ですので、六道霊から見れば、その中は内側であり、他の乗り物はこちら側から見れば外となるので、六道は内、四生は外と言う関係になります。
四生と畜生・四生因縁
それでは、四生と畜生の関係はどうでしょうか?先程の例えで言えば、胎生ならば、より乗用車(四つ足動物)の特徴(因縁)を強く持ち、その姿形も乗用車(四つ足動物)となり、卵生ならば飛行機(鳥類)、湿性ならば船や潜水艦(魚類)、化生ならば変化自在の装甲車(虫類)と言うことになります。
この特徴のために互いの特徴とする部分を優位に思い、他の特徴を否定し、自分の力をもって他を喰らい合う、一切の争いの根源になる因縁、これが四生因縁です。そして霊界でもこの四生因縁が強ければ、争いを好む阿修羅神となり、さらに四生因縁が強ければ姿形も四生となって動物神となり、現象世界では畜生(動物)となります。
よって、畜生=四生と言うのは間違いではないのですが、その見える部分のみを捉えた時の表現なのです。その奥に因縁として根深いものがあります。また、四生霊と言う場合は六道霊と区別して用いられることが多いです。また御聖訓には、地獄の裁きにおいて罪を認めることの出来なかった霊がおもむく所が四生霊界であると説かれています。
それでは人間はどうでしょうか?人間は乗り物で例えるなら、万能の未来の車です。陸も走り、空も飛び、水中も進み、そして形も変化させることができます。四生を超えた存在であり、その中心に位置します。自分の内なる六道霊(自分自身)の巧みな操縦により、他の車両とも協力仕合ながら聖業を行うことが本来の使命であり、得道し、道を行じて理天へと帰ることが目標でありゴールです。
しかし、人間も四生因縁の影響を大きく受けています。万能車と言ってもそれぞれ車に個性があり、得意とする機能が違います。しかし、それを認められず争いや人間関係のもつれとなります。同じ目標に向かうのであれば、互いの力や特徴は不可欠となります。他を救ってはじめて積徳でき、己れが救われると言うルール(因果律)から言えば、他との協調なしで決して走ることは出来ません。その力を結集するためには中心を定めることが必要とります。
四生因縁解消の鍵
中心を明らかにすること、それこそが、四生因縁を解消する鍵となります。それは十字のマークにも暗示されています。十字を見ると一点だけ四生の全てが接する場所があります。それは十字の線の交わる一点です。この一点が四生因縁解消の鍵となります。そうです、中心を明らかにすること、これが大切なのです。四生をまとめる主となるものが必要なのです。四生、すなわち胎生、卵生、湿生、化生で言うならば、その中心となる人の存在が大切となるのです。五常で言うならば仁(胎生)、義(化生)、礼(卵生)、智(湿性)に対して信(人)となります。
例えば、組織においてもトップの指導者がいてはじめてまとまり、共通の目的、目標があってはじめてその力を同じ方向に向けることができます。同様に動物の群れも、群れのリーダーであるボスがいて始めてまとまり、家畜においても飼主がいて動物は従順となるように、四生因縁をまとめるためには必ず中心となるものが必要です。
全宇宙の中心は創造主、親神ラウムさまです。そしてそれは同時に人の世界においては人盤・領導理事会となります。また共通の目的、目標は全てを救い尽くすことです。最も根源的であり最も解消の難しい四生因縁解消のために互いに協力し合いましょう。