三界輪廻のお話


理天界

 私たちの霊(たましい)の生まれ故郷は、ラウムさまのいらっしゃる『理天界』という素晴らしい極楽の世界です。 はるか昔、ラウムさまは96億の霊(たましい)をお生みになりました。

 これらの霊(たましい)は、親神ラウムさまのもと何不自由なく理天界で暮らしていました。

象天界

  しかし、ラウムさまは私たちの霊(たましい)を成長させるために修行の場として、『象天界(しょうてんかい)』という世界をお造りになりました。今からおよそ六万年前、この象天界に私たちすべての霊(たましい)は降されたのです。 

 象天界とは形ある世界のことで、私たちが住んでいる、この地球のことです。

 理天界に暮らしていたころには肉体という形はありませんでした。ですから、病気やけがもなければ、いろいろなわずらいもありません。

 しかし、象天界で肉体を持ったたましいは、肉体を持ったがために様々な欲望や苦しみをもつようになりました。そしていつしかこの象天界が修行のための世界だということを忘れて、ラウムさまの言いつけを破り、どんどん霊(たましい)を汚すこととなってしまいました。 

地獄界

 このままでは霊(たましい)の汚れはたまっていくばかりで、理天界へ帰ることはできません。象天界で作ってしまった罪や汚れを浄化する、霊(たましい)の洗濯場『地獄界(じごくかい)』ができました。

 死後、霊(たましい)が象天界を去ると、三途(さんず)の河を渡り、地獄界へと行き、閻魔大王(えんまだいおう)の裁きによって次の行き先を決められます。

 生前罪があれば、それを清算するために地獄界で苦しい刑が科せられます。そして、その刑期が終われば、象天界へと向かい、次の肉体に宿ることとなります。 

 しかし、このとき人間に生まれ変わるとは限りません。生前の行いによっては「まだまだ罪が残っている」と、足りない徳を学ぶために、四つ動物や鳥、魚、虫などの「四生」(ししょう)に生まれ変わることも往々にしてあります。 

 いったん四生に生まれれば、再び人として生まれ変わるためには何度も何度も転生を繰り返さなくてはなりません。九死に一生を得るとはまさにこのことをあらわしております。 

気天界 

 生前に、悪を戒めて、善を行い、功徳の高かった霊(たましい)は、死後、閻魔大王の審判によって、「気天界」に籍が移されます。

 気天界はとても素晴らしく居心地のよい世界で、神社や仏閣などの神々が住む世界です。しかし、気天界にいられる在天期間にも限りがあり、最高でも500年です。

 気天界の在天期間が残りわずかになってくると、美しかった神の姿はどんどん衰え、期限がくれば再び象天界に転生しなくてはなりません。 享楽に満ちた気天での死を迎えるときの苦しみは、地獄以上といわれています。

三界輪廻

 三界とは、この「象天界」「気天界」「地獄界」の三つの世界のことです。霊(たましい)は、この三界をぐるぐると果てしなく回り続け、生まれ故郷である理天界へ帰れなくなってしまったのです。

 さらに、象天界で念を残して死んだり、幼くして死んだ霊は、三界の輪廻にも入れず、象天界の裏の世界である「地上餓鬼界(ちじょうがきかい)」と言う世界に縛りつけられてしまうことになってしまいます。

 さあ、次のステップでいよいよ三界の輪廻から解脱する唯一の方法、『得道(とくどう)』についてお話を進めさせていただきます。